新型肺炎の流行で世界が気づき始めた「チャイナリスク」の巨大さ
- NO.8169549 2020/02/08 16:58
新型肺炎の流行で世界が気づき始めた「チャイナリスク」の巨大さ - 毎日数千人規模の勢いで罹患者数が増加するなど、感染速度の衰えを見せない新型肺炎。
中国の工場では操業停止が相次いでおり、世界の製造現場の混乱も予想される事態となっています。
しかしこの状況が、中国から撤退できずにいる外資企業にとっては好機になるとするのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。
黄さんは今回、自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』にその理由を記すとともに、中国の軍事的脅威緩和の可能性についても言及しています。
【中国】新型肺炎が世界にとって思わぬプラスとなる可能性
感染拡大が止まらない新型肺炎ですが、世界経済にも大きな悪影響が出始めています。
中国国営メディアや一部の専門家は、2020年1〜3月期の国内生産成長率が2ポイント減少する可能性を指摘し、また、中国経済にとって620億ドル(約6兆7,000億円)規模の打撃となるという見方もでています。
● 新型肺炎、中国経済に6兆円超の打撃か 景気下支えに減税や財政支出拡大も
オーストラリア国立大学のウォーウィック・マッキビン教授は、2003年のSARS流行が世界経済に与えた影響は400億ドル(約4兆3,600億円)だったが、新型肺炎ではその3〜4倍にものぼる恐れがあると警告しました。
● 新型肺炎、世界経済への影響はSARSの3〜4倍か−経済学者が試算
その影響は周辺国にも及んでいます。
隣国ベトナムでは国境での取引が制限されているため、中国に輸出できなくなった果物が通常の半額で販売されるなど、農作物の価格下落が深刻化しています(「NHK NEWS WEB」2020年2月4日付)。
2020年2月4日のWHOの発表によれば、これまでに22カ国から中国とのあいだの移動や貿易の制限を始めたという報告を受けたといいます。
また、WHOは、2月から3カ月の間に、新型コロナウイルスへの対応にかかるコストは、社会・経済的損失を除いても各国で合わせて6億7,500ドル(約740億円)にのぼるという見通しを示しました(「NHK NEWS WEB」2020年2月5日付)。
中国は2020年1月27日から海外を含むすべての団体ツアーおよび航空券とホテルのセット販売を禁止しました。
また、1月24〜30日の春節を2月2日まで延長するとし、上海市や重慶市、広東省、浙江省、江蘇省などの企業に対しては少なくとも2月10日まで休業するように指示、武漢市のある湖北省は少なくとも2月14日まで連休を続け..【日時】2020年02月07日
【ソース】まぐまぐニュース!【関連掲示板】
- [匿名さん]