「体育倉庫のマットの上で“処理”させられ」教師によるセクハラ被害


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「体育倉庫のマットの上で“処理”させられ」教師によるセクハラ被害
「体育倉庫のマットの上で“処理”させられ」教師によるセクハラ被害
その私立高校のホームページを開くと、笑顔を向ける男性美術教師の写真がある。

田村千尋さん(仮名、28)は一瞥して「気持ち悪い」と口にし、目を背けた。

彼女は高校生だった約10年前、当時30代後半だったこの教師から、下半身を触られるなどの性被害を継続的に受けていた。信頼していた教師から突然下着に手を入れられた際、混乱と恐怖で抵抗できなかったのが始まりだった。

■言いなりになった自分を責め、うつ病に
「絵を描く資料にする」という理由で裸にされ、緊縛されて写真を撮られてもいる。後に、「写真は口止めの意味もありますよ」と言われた。

田村さんは言いなりになった自分を責め、卒業後にうつ病になった。その教師は今も教壇に立っている。他の女子生徒とも性的接触があったようだ。田村さんは言う。

「すべてをぶちまけてやりたいと何度も考えました。でも、そのたびにリベンジポルノ的に写真を流出させられるかもしれないとよぎって怖くなるんです」

文部科学省によると、平成29年度に性的行為などで懲戒処分された公立小中高校などの教員は、210人。このように明るみに出るのは氷山の一角であり、さらに公的調査がない私立学校はこ..



【日時】2019年08月23日
【ソース】文春オンライン
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