森会長【我々は愚かではない】五輪延期の検討認める
- NO.8298382 2020/03/23 15:46
森会長「我々は愚かではない」五輪延期の検討認める - 東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(82)と武藤敏郎事務総長(76)が23日、東京・晴海で会見した。
国際オリンピック委員会(IOC)が大会の延期を含めた検討に入ると発表したことを受け、森会長は「(通常開催に向けて)私どもは歩んで参りましたが、今日の状況を見ると、国際情勢が変化している中、まだまだ予断を許さない。欧州や米国など異常な事態になっている地域もある。いろんな(延期や注意を求める)声があるのに『最初の通り、やるんだ』というほど我々は愚かではない」と延期の検討を認めた。
新型コロナウイルスの感染拡大について「大変ご心配をお掛けしている。各方面から、いろんなご意見をいただいていた中、昨晩、IOC(国際オリンピック委員会)バッハ会長、コーツ調整委員長らとテレビ会議を行いました。こちらは私と武藤事務総長が一緒に参加いたしました。急に昨晩、あの時間になった理由は日本時間の午後10時からIOCの臨時理事会が開かれ、東京2020への対応を相談したいとのことで。したがって、我々も意見の一致を見ておく必要があった。その結果、次のことで合意を見ました」と説明した。
「中止は一切、議論しない。あり得ない」「日本とIOCの代表者が議論する。双方で考え方をまとめ上げていくことになった。最初から延期、ではないが、延期の議論を避けるわけにはいかない。延長の議論をしないわけにはいかない」「シナリオについて精査したい。約4週間で作り上げたい」これを受けて「昨夜、東京都と国、小池知事と安倍総理、橋本大臣、萩生田大臣、遠藤会長代行、山下JOC(日本オリンピック委員会)会長に、それぞれ連絡した」という。
聖火リレーについては26日のグランドスタート(福島・Jヴィレッジ)まで「あと3日かけて実施方法を検討する。26日は、私が必ず福島へ参ります」と森会長が断言し、武藤事務総長は「聖火リレーの中止は全く考えていない」とした。
また、大規模イベントの自粛を要請している立場の安倍首相がグランドスタート出席を迷っていることも明かされた。
【日時】2020年03月23日 15:08
【ソース】日刊スポーツ
- [匿名さん]